川越市にある現場にて(二か所)ステコン上の墨出しを行いました。
現場責任者の配慮のおかげで安全かつ良い墨出しが出来ました。
ステコン上の親墨・子墨出しは建物を造る上で最も重要な墨出しの一つだと言えます。
作業に入る前から十分な打ち合わせと計画が必要です。
作業量に対しての人数、水が湧いていないか、他業者とのラップ作業はあるのか、搬入等の障害物はあるのか・・・
とくに足場組立作業や溶接作業などとのラップ作業は危険を伴いますので、打ち合わせをしっかりと行い安全を確保した上で、
正確な墨出しを行います。
まずは通り芯の逃げ墨より追い出しを行い、親墨が出た時点で現場責任者に確認作業をしてもらいます。
次に図面の寸法をしっかりと理解して子墨出しを行います。
柱や梁などのフカシ部分や梁幅が変わる場所をチェックしながら慎重に墨を出していきます。
すべて出し終えてからもう一度、現場責任者に確認作業をしてもらいます。
この確認作業がステコン上の墨出しの最終作業となりますので、確実に行います。
安全を確保しながら、正確な墨出しをする。どんな状況においても忘れずにいたいと思います。
文・白井(康)